巨大ブラックホール爆発(宇宙誕生)        2018/03/25(01版)


「ビッグバン理論」
では無限に宇宙の生成消滅ができるようにはみえない。
「サイクリック宇宙論」はなぜ宇宙が誕生できるのかが明確ではないようにみえる。
この
「巨大ブラックホール爆発」では、なぜブラックホールが爆発し宇宙が誕生するのか
を含め 説明する。

「極大ブラックホールの爆発」(宇宙誕生)を 2005年09年25日 より記載してきました。
ここに、新たな考えを加えて再度まとめて記載します。

(1) 巨大ブラックホール爆発 (ブラックホール拡大による宇宙誕生)
(2) ブラックホール合体
(3) 巨大ブラックホール爆発(宇宙誕生)のメカニズム
(4) ブラックホール球面がなぜ拡大できるか
(5) ダークエネルギー
(6) 巨大ブラックホール爆発 の質量
(7) ブラックホール形状変化
(8) 宇宙の生成と消滅


(1) 巨大ブラックホール爆発 (ブラックホール拡大による宇宙誕生)

(図1)は「時間方向の断面図」です。我々の宇宙誕生の図です。生成と消滅を示す。
    他の宇宙を材料として巨大ブラックホール爆発でその内部に我々の宇宙が誕生した。

(図2)は「空間方向の断面図」となる。
(図2)の球体の表面はブラックホール面となる。シャボン玉の表面がブラックホール面。
(図2)の球体の表面は、ほぼ絶対速度(光速)で拡大する。

(2) ブラックホール合体

ブラックホールの内部は粒子が身動きできないほど詰まった状態と推定される。
地球でもすり抜けるようなダークマターの粒子でも、ブラックホールに飲み込まれれば、
いずれ他の粒子と衝突し、通常の粒子となると考えられる。
ブラックホールは他のブラックホールを含む色々なものと合体し、巨大ブラックホール
に成長する。 どこまでも成長できるわけでは無く、限界点は次項を参考。

(3) 巨大ブラックホール爆発(宇宙誕生)のメカニズム

 (3a) 巨大ブラックホール内部粒子の相転移

小さなブラックホールでは、下図の左側の通常粒子で構成される。
巨大なブラックホールが結合し、より巨大化すると、自分の重力エネルギーの圧力で右側の
粒子に順番に相転移する。
最終的には排他的な粒子から重ね合わせが可能なダークマターに相転移する。

 (3b) ダークマターに相転移するとブラックホールが縮小

ブラックホールの内部は粒子が大量に存在する。排他原理でそれ以上小さくなれない。
巨大ブラックホールが合体し、より巨大化した時に、より大きな圧力が加わる。
より高いエネルギーレベルとなり、内部の粒子は(図3)の右側の粒子に相転移する。
最終的にはダークマターに相転移する。(図4)から(図5)に遷移する。
ダークマターは重ね合わせが可能で、中心方向に移動し全体として縮小する。(ここが重要)
ダークマターは(図7)のように光速で1点まで縮小。

 (3c) 1点のブラックホールが拡大 → 「宇宙誕生」

(図7)のように。ダークマターが1点まで縮小しても重ね合わせが可能で、互いに衝突
することなく(図8)のように縮小から拡大に変化する。
巨大ブラックホールは点から、球面のブラックホール表面に形状を変えて、絶対速度(光速)
で拡大する。  ブラックホール球面の内部は、(図9)「宇宙誕生」となる。

  全体

  (図9)宇宙誕生
  (図8)拡大
  (図7)より縮小
  (図6)縮小
  (図5)ダークマターに相転移
  (図4)排他粒子での巨大ブラックホール
(図4) (図4)排他粒子での巨大ブラックホール

  排他原理のためこれ以上、小さくなれない。

  ブラックホール合体でより巨大化する。
   巨大化には限界がある。
(図5) (図5)ダークマターに相転移

  一定のエネルギー量でダークマターに相転移する。
  ダークマターは重ね合わせ可能粒子

  排他ではないため、縮小に変化する。
(図6) (図6)縮小
  重力のポテンシャルエネルギーで中心に絶対速度
  で加速しながら収縮。

  ポテンシャルエネルギーが運動エネルギーになる。
(図7) (図7)より縮小
  「宇宙誕生」の最初の時間。 T=0

  巨大な運動エネルギーを持ったダークマターは
  互いにすり抜け、縮小から拡大に変化する。
(図8) (図8)拡大
  球体の表面はブラックホール面で絶対速度で拡大。

  球体の内部はブラックホール面からの
  ポテンシャルエネルギーで満たされる。

  ポテンシャルエネルギーから粒子が生成される。
(図9) (図9)「宇宙誕生」
  ・球体表面はほぼ絶対速度(光速)で拡大する。
  ・球体表面はダークマターでブラックホール面となる。
  ・(図8)でのポテンシャルエネルギー(重力)の
    ほとんどが「ダークエネルギー」として残る。
  ・絶対速度になれなかった「ダークマター」は内部に
    取り残される。銀河生成に重要な役割をする。
  ・(図8)でのポテンシャルエネルギーの一部から
    「通常の物質」が生成される。

「宇宙誕生」   ダークエネルギー  : 68.3% 
での組成     ダークマター    : 26.8% 
         通常の物質     :  4.9% 

          「球体表面の静止質量」は 「ダークエネルギー」の4倍。(下項参照)

宇宙の外側から観察すると、「巨大ブラックホール爆発」でその内側に宇宙が誕生したよう
にみえる。

絶対速度とは空間にエネルギーが無い時の光速で最大速度です。
ブラックホールの中はエネルギーが高く、光速は止まったように遅い。しかしブラックホール
全体として慣性運動は、絶対速度まで加速が可能なため、光速の表現とは区別する。

 

(4) ブラックホール球面がなぜ拡大できるか

点のブラックホールは極めて大きな力が働く。光さえも抜け出すことが出来ない。

しかし、ほぼ絶対速度で大きな運動エネルギーをもつブラックホール球面となると、進行方向に
直角な方向に、進行を止める力(重力)となり、 止めるには極めて弱い力でしかない。

(5) ダークエネルギー

「ダークエネルギー」とは(図9)の球体表面の絶対速度(光速)で拡大するダークマターが
 作り出す重力場ポテンシャル エネルギーとなる。 (現在は不明と言われている。)
        ↓
        ↓一般相対性理論より
        ↓
・ポテンシャルエンルギーは球体表面の内側と外側に、同じ量が存在する。
 したがって、 「ダークエネルギー」の4倍が「球体表面の静止質量」となる。


(6) 巨大ブラックホール爆発 の質量

・「ダークエネルギーの4倍 + ダークマター + 通常の物質」 (304.9%) の静止質量があれ
 ば、その巨大ブラックホールは最後にダークマターに相転移することで、
 巨大ブラックホール爆発(宇宙誕生)することになる。

                   304.9% ÷ 4.9% => 62倍

・ダークマターに相転移させるエネルギーは、宇宙全体にある「通常の物質」を 62倍 にして、
 ブラックホールに閉じ込め、重力で圧縮した時と同じエネルギーです。 
 ダークマターを実際に観測出来たとしても、加速器で作り出し、検証するのは極めて困難
 です。 数百年先のことかもしれない。

(7) ブラックホール形状変化

・(図9)「宇宙誕生」ではブラックホール球面が拡大し、点のブラックホールが球面の
 ブラックホールに形状変化しただけです。
 ブラックホールは消滅していません。

・「通常の物質」(4.9%) であることより、球体のブラックホール面の運動エネルギーが
 わずかですが減少したと考えられる。

・球体表面は「ダークエネルギー」の4倍の大きな静止質量があり、絶対速度(光速)
 慣性運動で拡大することで、球体形状を保っている。

・我々が宇宙の果てを観るということは、内側からブラックホール面を観察していること
 になる。 他の宇宙からを含め、電磁波で測定できる情報はブラックホール面から漏れ
 てこない。
 ブラックホール面はほかの宇宙の外乱から我々を守ってくれている。(図11)を参考。

・我々の住む、宇宙の果てにある球体表面はいつか、シャボン玉が破裂するように
 どこかの時点で無くなる。
 その時、他の宇宙が存在する空間に、内部の宇宙は放り出された状態となる。
 最終的には、他の宇宙が誕生した時の、球体表面が絶対速度(光速)で接近し、
 飲み込まれ、他の宇宙の材料となり、無限に生成消滅を繰り返すサイクルを続ける。

(8) 宇宙の生成と消滅

            以上